「お家でCULTI」、始まりました。

date. 2017/04/04

春が来るから桜が咲くのか、桜が咲くから春が来るのか。

桜の開花を目にすると、ぼんやりとそんなことを考えてしまいます。

私の故郷青森の桜の開花は遅く、毎年まだ雪もしっかりと溶けきらないうちに桜開花のニュースを目にすることになります。

冬と春の境目が曖昧で、冬気分のまま春を迎えたり、春気分なのに辺りはまだ冬のままだったりと、不思議な錯覚をおぼえる時期ですが、それは決して不快ではなく、むしろどことなく幻想的で不可思議な面白さが感じられます。そして、厳しい冬を乗り越えて顔を出した春はとても力強く、はっとするほどに美しいのです。

 

image (1)

 

さて、以前から立川店のブログでも何度か紹介している、イタリアミラノのフレグランスブランド「CULTI(クルティ)」ですが、この度当店で面白い企画が始まりました。

その名も、「お家でCULTI」。

この企画は、CULTIのルームフレグランスを各スタッフの自宅に派遣し、各々が実際に使ってみて感じたことを発信していくというもので、よりお客様の目線に近いところでCULTIというブランドの良さと使い心地を紹介していくことができる、お客様にとってもスタッフにとっても楽しい企画になっています。

 

その第1週目、記念すべ立川店1人目のCULTI派遣先は、私スタッフY.Kの自宅です。

 

image

 

私の家にやってきたのは、CULTIの中でも甘さの強い香り、「ACQUA」。

1週間使ってみてまず感じたのは、ACQUAはただよう香りというよりはむしろ、降り積もる香りだということです。

1日目、まだ香りははっきりと顔を出しませんが、近づくと確かに感じるチュベローズの甘く上品な香り。花開くのを待つ蕾のようです。

2日目、朝起きると確かに変化している部屋の香りに驚きます。強すぎず、なおかつ弱くもなく、甘さのなかにもまろやかさを感じます。

3日目、部屋には香りが降り積もりはじめます。スティックから発せられた香りは部屋に広がりながらゆっくりと床に堆積し、人が動くと風に乗った柔らかい雪のようにふわりと舞い上がります

普段、甘い香りを積極的に選ぶことはない僕ですが、ACQUAの香りには故郷の春のような懐かしさを感じ、すんなりと受け入れることができました。

ゆっくりと花開くほどに香りを増し、漂いながら降り積もって人とたわむれる。それはまるで暖かな季節を待ちわびながら力を蓄えてきた春のエネルギーのようで、ACQUAはこの一週間、僕の部屋にそんな季節の活力をつれて来てくれたのです。

 

IMG_0561

 

次はどのスタッフの家に、どんな感動を運んでいくのか。

ぜひ、次回の「お家でCULTI」投稿を楽しみにお待ち下さい。